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蓄電池の「ダブル発電」とは?売電価格についても解説!
- 2020.04.10
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今回の記事ではダブル発電・シングル発電の違いや、それぞれの売電価格についても解説します。蓄電池の導入をお考えの方や、蓄電池を導入しているが、これから導入を検討されている方におすすめの記事となりますので、是非最後までご覧ください。
蓄電池の「ダブル発電」
蓄電池の設置状況によって、ダブル発電・シングル発電の違いが存在します。
これは、太陽光発電などの発電機器の設置で、売電の為に「設備認定」という申し込みをすることになるのですが、この申請時に「発電機器は単独なのか、複数なのか」でシングル・ダブルという申請内容が変わり、売電価格に影響が出る場合があるのです。
ですので、太陽光発電システムをご利用の方が給湯器をエネファーム(ガス給湯器兼発電機器)にされると複数の発電機器となり、ダブル発電ということになります。
ダブル発電とシングル発電の違いは?
ダブル発電は複数の発電機器が同時に発電を行うことができ、売電量を増やす効果が出るだろうという観点から、自家消費を目的とする余剰売電買い取りサービスの考え方からはシングルの状況との公平性に欠けるという観点で、2019年度以前の売電価格が安く設定されていました。
(シングル33円買取の頃、ダブルは27円だった、など)
ところが、本当にダブル発電が得かどうかに多くの疑問の声がありました。それにより、年々下がる売電金額と合わせて少しづつ金額差はなくなり、現在ではダブルとシングルでの売電料金差は無くなりました。しかし過去のシングル発電でのFIT売電価格の期間が残っている方は、FIT終了まではダブルになったら売電が下がるので注意が必要です。
蓄電池が関係する場合とは?
蓄電池には「押上げ効果」有りの設置状況というものがあり(コラム「押上げ効果」参照)、蓄電池の設置を押上げ効果有りにすると、蓄電池も「発電機器」としてカウントされます。その際、蓄電池単体で設置することは稀なので、おおよそ<太陽光発電システム+蓄電池>でダブル発電扱いになります。現状、蓄電池を押上げ効果有りで設置することはほぼ無いことと、今、太陽光発電システムと蓄電池を同時に購入して設備認定を申し込まれる方であれば売電金額に差は無いことで、心配する場面はおおよそありません。
おさらい
蓄電池で売電価格が下がってしまう状況が存在しますが、そんなご提案は致しません。
蓄電池やりくりナビはご不明点にしっかりお答えいたします。お問合せお待ちしております。
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